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きままに神社を参拝して御朱印を頂きます~バイクに乗って瀬戸神社・琵琶嶋神社へ

本日は、横浜市金沢区の瀬戸神社・琵琶嶋神社へお参りします。こちらの神社は金沢八景駅からも近くひっきりなしに参拝される方がいます。金沢八景の風光を今に留める、源頼朝・政子ゆかりの神社です。(参拝日2019年11月7日) 

瀬戸神社の御朱印 三島大明神と書かれてます
琵琶嶋神社の御朱印 弁財天と書かれてます。同じ人が書かれたのに瀬戸神社とは対照的ですね~


瀬戸神社(神奈川県横浜市金沢区)


元来、この地は入海の瀬戸(狭い海峡)で干満時に急流となり、海上交通の難所であったため、5~6世紀の頃から海神を祀っていたようです。 この霊地に源頼朝が挙兵に際して戦勝を祈願して、伊豆三島明神を勧請したのが瀬戸神社の始まりです。

神社情報

鎮座地:神奈川県横浜市金沢区瀬戸18-14

創建:治承4年(1180年)

ご祭神:

大山祇命   ( おおやまつみのみこと )・・・主祭神
速須佐之男命   ( はやすさのおのみこと )・・・配祀神
菅原道真   ( すがわらみちざね )・・・配祀神
徳川家康   ( とくがわいえやす )・・・合祀神
伊邪那岐命   ( いざなぎのみこと )・・・合祀神
伊邪那美命   ( いざなみのみこと )・・・合祀神
速玉男命   ( はやたまおのみこと )・・・合祀神
天照皇大神   ( あまてらすすめおおみかみ )・・・合祀神
倉稲魂命   ( うかのみたまのみこと )・・・合祀神
菊理比売命   ( くくりひめのみこと )・・・合祀神
木花咲耶姫命   ( このはなさくやひめのみこと )・・・合祀神
味耜高彦根命   ( あじすきたかひこねのみこと )・・・合祀神
建御名方命   ( たけみなかたのみこと )・・・合祀神
猿田彦命   ( さるたひこのみこと )・・・合祀神
 

ご利益:交通安全・旅行安全・商売繁盛・災厄消除・病気平癒・学問・文芸他


1.ご由緒

大昔、今日の泥亀町から釜利谷東一帯は大きな入江でした。この入江と平潟湾とは、今日の瀬戸橋の位置にあたる狭い水路状の海峡でつながっていました。そしてこの小さな海峡は、潮の干満の度に内海の海水が渦を巻いて出入りする「せと」でした。古代の人は水流の険しい「せと」を罪穢れを流し去ってしまう神聖なところであるとして、豊な幸をもたらしてくれる神々をここに祭りました。これが瀬戸神社の起源で、発掘された祭祀遺物などから古墳時代に遡るころと考えられます。 鎌倉に幕府を開いた源頼朝は、伊豆での挙兵にあたって御利益を蒙った伊豆三島明神(三島大社)の分霊をこの「せと」の聖地に祭り、篤く信仰しました。社殿の造営もおこなわれ、今日のような神社の景観ができ上がったのは概ねこの頃のことです。以後、金沢(六浦)の地は港町として発展し、鎌倉と関東一円を東京湾や利根川を水系利用して結ぶ水上物流n集散地となりましたから、執権北条氏、ことに金沢に居を構えた金沢北条氏、また関東管領足利氏や小田原北条氏の崇敬も篤いものがありました。ことに江戸時代には徳川家康は車両百石を寄進しています。そして武家のみならず、名勝金沢八景の中心の神社として江戸の町民にまで広く崇敬者はひろがり、文人墨客も多く当社を訪れました。

2.瀬戸神社の境内

琵琶嶋神社から見た瀬戸神社です
瀬戸神社は鎌倉時代から伝わる多くの文化財が保存されており、なかでも北条雅子が奉納したといわれている陵王・抜頭の二面の「舞楽面」は、国の重要文化財にも指定されています
鳥居すぐ横に大きなクスノキがあります
手水舎で身を清めます
目がぱっちりとしてますね
権現造りの社殿は、1800年に建立されたものです。
扁額の形がかっこいいです
本殿と拝殿の2棟を一体化し間に石の間という一段低い建物を設けた権現造りの社殿は寛政12(1800年)年の建立。
裏手は崖になっており、掘られた岩場にお稲荷様がいます
祖霊社 祭神は氏子・崇敬者の祖霊
右末社 祭神は大雷神、高龗神
左末社 祭神は石長比売命、木花咲耶比売命
青麻宮 祭神は大己貴命、少名彦命
境内に横たわる「蛇混柏」(じゃびゃくしん)は延宝八年(1680年)の大風で倒れて以来、今日まで朽ちずに残っています。新編鎌倉志・江戸名所図絵などにも「蛇混柏」と称した名木で、金沢八木の一つである。
おそるおそる中はどうなっているんだろうと覗いてみると、空洞ですが迫力ありました、花びらみたいな形で、よくこの形で朽ち果てないで残っているもんだと感心しました。
社務所は建て替え中で、写真は仮の社務所です。

3.琵琶嶋神社の境内

源頼朝公が当社参拝の折、この石に服を掛け海水で禊祓したので服石とも呼ぶ。福石の前で何かをひろうと福を授かるといわれてます。
琵琶嶋神社は金沢八景の一つである「瀬戸の秋月」の夜景を今に伝えるところで、島の形が琵琶ににていることから琵琶島と呼ばれています。
立ち姿の御神像と頼朝・政子が流人の身から征夷大将軍に立身出世したことに因み、立身出世弁財天と呼ばれます。
まっすぐのびた参道をゆっくり歩いていきます。
社前には小さな橋があり、海と松が情緒を醸し出してくれます。
すぐ側にはシーサイドラインが走っております
弁天島の琵琶嶋神社・・・祭神は市杵島姫命(いちきしまひめ)、通称弁天様とよばれ、音楽・技芸の神です。この社は源頼朝の夫人政子が、近江の竹生島弁財天を勧請したものです。
幅にして60mほどの小さい島ですが、なかなか見応えあります。
琵琶島には混柏(びゃくしん)の枯れた幹が多数残ってます

4.参拝後の感想

源頼朝が三島明神を勧請し、夫人政子は竹生島弁財天を勧請する、鎌倉時代の深い繋がりを感じることができる場所です。個人的に海沿いの神社が好きなので、こちらの瀬戸神社・琵琶嶋神社は潮風が香って清々しい気分にさせてくれて参拝出来て良かったです。琵琶嶋神社の光景は他ではなかなか見れないので、いつまでもこのままであって欲しいと願うばかりです。

5.地図・アクセス

アクセス:横浜横須賀道路朝比奈ICから約10分

     京浜急行電鉄・横浜シーサイドライン金沢八景駅から徒歩約5分

駐車場:あり(車で来られる方は都度確認願います)