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きままに神社を参拝して御朱印を頂きます~バイクに乗って曾屋神社へ

本日三社目は、秦野市の曾屋神社へお参りします。境内には名水が湧き出る井之明神水があるので行ってみたいと思います。(参拝日2019年10月28日) 

曾屋神社の御朱印 龍がとぐろを巻いているような御朱印です。井之明神はかつての神社名です。

曾屋神社(神川県秦野市曽屋)


曾屋神社は、かつて「井之大明神」「井之明神社」と称しました。名のとおり、「水」の神様をおまつりした。神社で古くは御神木であった杉の大木のもとにコンコンと水が湧き出していた。その豊かな湧水が、曾屋神社の起源であります。江戸時代、曾屋村で疫病が流行した。神託によると「神社の湧水を嫌い、氏子が井戸を掘ったことが井大明神の怒りにふれた」と、それ以来氏子は神社の湧水だけを使って生活するようになったそうだ。

神社情報

鎮座地:神奈川県秦野市曽屋1-6-10

創建:年代不詳

ご祭神:水波能売命(ミズハノメノミコト)・・・水を司る神様
    伊邪那美命(イザナミノミコト)・・・延命長寿・和合の神様
    誉田別命(ホンダワケノミコト)・・・文武の神様 国家鎮護
    事代主命(コトシロヌシノミコト)・・・豊漁、商工業繁栄
    加茂別雷命(カモワケイカツチノミコト)・・・開運・安全を導く神様
    菊理比売命(ククリヒメノミコト)・・・和解・物事の仲介の守護神

ご利益:安産、子授け、縁結び


1.ご由緒

凡そ1190余年前、天長年間の御鎮座とされていますが、古文書等が散逸し、詳しいことは明らかではありません。先人達が、湧き出でる水があって、そこに「水を司る神様」をおまつりしたので創始であると思われます。「新編相模風土記稿」に井之明神社として紹介され、「祭神詳らかならず、神体石二個を置き、例祭九月九日、天正十九年社領三石五斗の御朱印を賜る。老杉、円一丈二尺余を御神木とす。弊殿、拝殿、神楽殿、建てり。末社、稲荷、浅間、毘沙門、三峰」と記されている。享保八年(1723年)、井之大明神として正一位の神階を受けていいる。明治六年に至り、曾屋に鎮座する各神社を合祀し、地名を取って曾屋神社となった。鎮座地の高台は、昔から井戸がなく、氏子たちは境内湧水を「曾屋の水神様」と呼んで信仰し、大切にしてきた。こうした土地柄を反映し、明治時代初期、水神さまを水源にして横浜、函館に次ぎ、いち早く上水道化を図ったという歴史がある。

2.曾屋神社の境内

黒塗りの鳥居は珍しいですね。下から見るとアングル的に見事で一の鳥居の間から二の鳥居が見え、二の鳥居の間から拝殿が見えます。
社額も黒を基調にして鳥居と同調して、落ち着いた感じでいいですね。
境内は緑が多くて心休まります。
手水舎です、屋根が大きいですね。
左が子取り、右が玉取りの狛犬です。
曾屋神社では六柱のご祭神をお祀りしてます。
拝殿の扁額です。
こちらが本殿になります。現在の御本殿、弊殿、拝殿は昭和九年に再建されたものです。御本殿は、元禄五年の御造営なる、総欅の建物です。尚これらの御社殿、社務所の再建、用材は、昭和七年十一月十四日の大風雨により被害を受けた境内の樹齢数百年の杉や松を用い、氏子の協力のもとに行われたものです。
神楽殿
末社の井之宮正一位福徳稲荷大明神
境内にある護国神社の狛犬
護国神社
西南の役より大東亜戦争までの秦野出身の英霊を祀る。
立派な木ですが、台風で折れてしまったのでしょうか
井之明神水(いのみょうじんすい)
井之明神水・・・安政五年、今から150年ほど前、氏子の佐藤安五郎が巨費を投じ水源確保のため隧道を完成させ、水源水に成功した。このことにより 当時の中心市街地も益々発展を遂げていった。明治三年に至り、神社水源と乳牛水源をもとに「曾屋区水道」がひかれた。全国でも、横浜、函館に 次いで三番目の上水道となった。 この湧水は、昭和三十年代まで地域の皆さんに親しまれていましたが、諸般の事情によりその後、埋められることになりました。神社・神職・氏子の懸案であった 「湧水復活」が機を得て、平成十六年十二月に実現に至りました。かつての尊称「井之明神社」に因んで、「井之明神水」と名づけられました。 現在「お水取り」や「正月の若水汲み」、昨今の「名水ブーム」もあり、県外からも水を求めて多くの人達が参拝に訪れます。この歴史ある「御神水」に多くの皆さんに親しんで頂きたい。                               妹背石・・・真鶴町特産の小松石の水鉢です。石工の方の話によると、砕石の折、大きな石の塊の真ん中にうっすらとヒビが入っていたので、そこに矢(石を割る道具)を入れたところ、中ほどは凹凸にきれいに分かれていたそうです。この小松石は箱根火山の活動により形成されたもので、十有余万年を数えるものです。まさに、自然の生み出した奇石です。この珍しい雌雄一対の石を「妹背石(いもせいし)と名づけました。「妹背」とは「夫婦」「男女」のことで、縁結びや安産のご利益を求めて、多くの方が参拝されるようになりました。
写真は男石 元々女石と男石は一つの石でこんなにきれいに割れるとは、まさに奇石!
愛車も一緒に撮ってみました。
立派な授与所です。この日は誰もおらず、御朱印は道路を挟んだ社務所兼ご自宅で頂きました。

3.参拝後の感想

私がお参りした際は、境内には誰もおらず、帰り際にお水取りに来られる方がいました。
井之明神水は境内裏側にあるので(駐車場がある場所)、バイクを止めて真っ先にお水を頂きました、まろやかな感じで飲みやすかったです。あと黒の鳥居は初めて見るかもしれません、引き締まった印象でいつまでも記憶に残っております。あちこち神社巡りをしていると、あの神社はどういう特徴があったんだっけと思うときがあります、曾屋神社は「秦野」「井之明神水」「黒い鳥居」「妹背石」といったキーワードできっと思い出すでしょうね。

4.地図・アクセス

アクセス:小田急小田原線「秦野駅」北口下車、神奈川中央交通・二番線発バス     「宮前」下車、徒歩すぐ

駐車場:境内裏側にあります。

天気いい日にバイクで走るのは最高ですね~♪
帰り道も景色がよく気持ちよかったです。

5.金目川

 

市境近くにある欠の上人道橋から見る金目川です。川の水もきれいで景色もよくいい所です。